Thu, January 18, 2018

2009年10月号(9月5日発売)命の光のキャッチボール


命の光のキャッチボール       ソトコト10月号(9月5日発売)

5月中旬から7月下旬まで、日本縦断トーク&ライブツアー「アフリカの風2009」にて合計81回のライブを行い、ケニアに帰ってきた。
日本全国津々浦々、山里の小さな分校や古民家の集会所、離島の公民館、オーガニックカフェや都会のライブハウスなど、様々な場所でアフリカからの風を吹かせる作業はとても濃厚で楽しかった。ジンバブエのムビラという魂の癒しの楽器を日本中で響かせて回っているミュージシャン・近藤ヒロミ、異次元の扉を開くタイコ「ンゴマ」を叩くケニア在住パーカッショニスト・大西匡哉、そして私の3名でアフリカの風ツアーを毎年行っている。私は東アフリカ最大のスラム・キベラの子どもたちや、サバンナに生きるマサイの人々などの話を軸に、命の光を伝えたいと願っている。現在、マサイの人々と映画を制作中なので、その映像の一部も見てもらいながらのトークを行う。

私が日本を離れたのは21年前。世界中を放浪して回った末にケニアに住むようになったが、10年前からこうして再び日本との道をつながせてもらえるようになった。近藤ヒロミをはじめとして、かつてアフリカを旅した仲間たちなどが中心となって道をつなげてくれている。私自身は、この巨大な世界の仕組みの中で不利な条件に追いやられている人々、特に子どもたちの声をキャッチして響かせるための拡声器のような役割を担っていると自覚している。フィルターを汚さずにより忠実に、彼らの想いや生き様をストレートに伝えたい。

私がケニアの巨大なスラムの奥に作っている子どもたちのための駆け込み寺「マゴソスクール」で、子どもたちが自ら発信するステーション「マゴソTV!」を立ち上げた。子どもたちが自らスラムの問題をレポートするニュース、インタビュー番組、メッセージを込めた歌のPV、ドラマなど、次々と制作を進めている。この一部を日本各地で見てもらったら、反響がとても大きかった。家族や住まいを失い、路上の浮浪児だった子どもたちや、不当な扱いを受けて傷つけ苦しめられてきた子どもたちが、貧困や不幸の連鎖を止めるのは自分たちだと立ち上がり、前向きで明るいメッセージを発信しはじめている。私はそのメッセージの橋渡しをケニアと日本の間で行っているわけだが、あらためて、「響きあう」ことのすごさを実感している。強い命の光に触れるという経験は、魂を震動させ響きあわせ、内在する力を目覚めさせて引き出してくれる。涙は傷みを浄化させ、笑いは命を活性化してくれる。日本の皆さんに響いた実感をケニアに持って帰ってくると、それに反応して子どもたちがさらに輝きを放ちはじめる。命の光のキャッチボールだ。

今年は10月、11月にもこのアフリカの風ツアーpart2を行うので、キャッチボールの仲間入り大歓迎!

ツアースケジュールは、マイシャ・ヤ・ラハ基金ホームページ http://maisha-raha.com に掲載されます。

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