Wed, August 22, 2018

ケニアが大混乱に陥っています (大西 匡哉)


ケニアが大混乱に陥っています。  by 大西 匡哉    2008年01月01日01:24
ケニアが大混乱に陥っています。 

起こっていることが信じられない。

27日に行われた大統領選挙の間票が29日に行われましたが、一部の開票が遅れたことから暴動に発展し開票は一時中断、
機動隊が出るなど大混乱になった。

そして翌日選挙管理委員会の一人が選挙に不正があることを証言、にもかかわらず密室で開票が続けられ現職のキバキの勝利を一方的に伝え、
早々と就任式をやってしまった。

現在選挙のやりなおしを求めるライラオディンガ率いるODMと政府軍との間で激しい衝突が続いている。

今日ゴングロードに出てみたらODMの大群集が大声を上げながらキベラ方向からウフルパークに向かっていくのを見た。

目の前の交差点ではODMの若者たちが手に鈍器や鉄パイプを掲げながら通り過ぎる車両を次々に止め
「ODMか?それともPNUか?」と今にも襲いかからんばかりの勢い。

若者たちは完全に我を忘れてしまっていたが、すぐそばにいた落ち着いたおじさんが「行かせてやりなさい。
かれらには関係ないんだから」と諭していた。

その直後乾いた銃声が立て続けに轟き、大群集がちりじりばらばらになってこちらに逃げてきた。
反対方向のヤヤセンター方面に逃げたが、銃声がすぐそこまで近づいてくる。
前を見るとヤヤ方面にも群集が押し寄せていてる。耳をつんざく銃声がどんどん近づいてくる。

突然荷台に7~8人の兵士を乗せた軍隊の車両が目の前で止まった。みな手に手にライフルを掲げ、目が血走っている。
そばにいた男が「自分たちは関係ない、家に帰るところだ。」と訴えると、車は足早に走り去り、すぐにまた乾いた銃声が轟いた。

今ラジオでキベラの状況が流れている。レポーターの声も震えている。銃声が激しく響きわたる。
若者たちが叫んでいる。
「選挙は不正だ!自分たちは国のために死ぬ覚悟だ!」ODMの若者たちだ。
「食べ物も水もなくどうやって暮らせばいいんだ?家では子供たちが泣きながら待っている。」キベラ市民の男。
「家々が燃やされている、ひどい状態だ。キバキだろうがライラだろうが関係ない。早くこの混乱を沈めてほしい。」キベラ住人。

僕の住んでいるところは郊外のほうなので、この騒乱がうそのように静かだ。
キベラには近付くことも出来ない。

家にはテレビがないのでラジオと新聞でしか情報が入らないが、時々千晶さんが連絡してくれる。
タウンに近いところに住んでいる千晶さん、真紀さん、神戸先生に連絡したがとりあえずみな無事なようです。

キベラのキベラのリリアンは朝電話が繋がり、だんなのウォルターと話したがとてもひどい状況で、3日間食べ物もなく、
電気も切られ、あちこちに火があがり、道端には死体が転がり、マゴソにも火をつけると詰め寄る人々を必死で押さえているという。
その後電話が繋がらず、状況はわかっていない。

キベラやマザレなどのスラムでは、ひとびとが手にパンガ(なたのようなもの)を持ち、出会う人々に話しかけ、
相手がルオかキクユかたずね、自分と違う民族だったら容赦なく切り殺すという殺戮が行われているという。
新聞にも倒れた男がパンガで切りつけられているショッキングな写真が掲載されていた。

まるであのルワンダの悲劇が思い起こされる。
罪のない人々が我を忘れ無意味な殺し合いをしている。
こんなことをして何になるというのか?
今まで同じ国の中で平和に暮らしていた人々が、一夜にして殺しあう相手になってしまった。

EUが介入するという情報もあるが、そのほうがいいのかもしれない。
とにかく一刻も早くこの騒乱が収まることを願うばかりです。

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