Sun, May 28, 2017

★マゴソスクールの子どもたちの給食について。★


昨夜は眠れなかったんです。頭の中でtable for two (2人の食卓)という歌がグルグルと回り続けて(笑)。

いや、そんな歌が実際にあるわけではなく、私の頭が勝手に作りだした歌だったのですが。

table for two というのは、自分がご飯を食べるとき、世界の別のもう1人のことを思い出そう(ごはんが食べれない誰かのこと)っていうコンセプトだったと思うんですが、起きて早速検索してみたら、そういう名前でアフリカの子どもたちに給食を出すための募金運動をしているNGOのサイトがありました。素晴らしいですね。

 

キベラスラムのマゴソスクールの給食、1人1食10円の予算でやっていて、毎日(月~土。日曜日はおやすみ)出しているのですが、ものすごーく質素な給食で、いつもこれについては悩んでいます。ほんとにこれでいいのか・・・ということ。毎日同じメニュー。ギゼリ(白トウモロコシ粒と赤い豆の煮込み)です。以前はごはんとキャベツ煮込みとか、スクマとウガリとか、たまにはタマゴとか、日替わりメニューでいろいろやっていたのですが、人数が増えてきてさすがにそういうわけにもいかなくなり、とりあえずは毎日出し続けることに意義があると思いギゼリでがんばっています。

 

でも栄養的には問題がありますよね。毎日一緒じゃ、さすがに・・・。

それでも、この給食を子どもたちがどれだけ喜んでいるか、そして子どもたちの親や保護者がどれだけ喜んでいるかといったら、給食というのは食事ということだけ以上の意味があります。

 

マゴソスクールの子どもたちの多くは、スラムの貧困家庭の子どもたちです。家族や家のない子どもや、家庭が崩壊していたり親が病気だったりあまりにも状態が悪い子どもたちはマゴソで保護して、それから500km離れたミリティーニ村に作っている子どもの家(ジュンバ・ラ・ワトト)に移動して暮らしています。

ですがジュンバもスペースに限りがありますので、30人が定員です。だからジュンバに行けた子どもたちは非常にラッキー。ジュンバでは1日3食、おいしい食事が出るし、日替わりメニューで週1で肉、週1で魚料理も出ます。

最初、ジュンバに移動した子どもたちは自分で食べる量の加減ができず、ものすごくがっついてかきこんでしまったりします。次はいつ食べられるかわからないから食べ物があるときに食べておかねば、という癖がついているんでしょう。

みんな毎日おなかいっぱい食べさせてあげたいけど、ジュンバの定員は増やせないから、30名まで。仕方ないのです。それで、マゴソの子たちは基本はスラムの家庭から通ってきているわけなので(最悪の状況の子はマゴソ内で寝泊まりしている子もいますが、基本は通いです)、いろんな事情の中で生きています。家ではお父さん飲んだくれだったり暴力振るったりしている家もあるし、お母さんしかいないけどそのお母さんが病気だったり障がいがあったり。両親とも亡くなり、遠縁の親戚に引き取られてやっかいもの扱いされていたり。両親とも一生懸命生きているけど家に全然食べ物がなかったり。

とにかく、おなかがすいている子どもたちがほとんどです。

 

だからマゴソの給食は、どんなに質素でも、みんな嬉しくって大喜びなのです。

先日のスタディツアーで、ダン校長先生に質問した人がいました。どうしてマゴソスクールはこんなにイキイキしているんですか?全国統一試験の成績もキベラ内でトップレベルとのことですが、その秘密は何ですか?という質問でした。

その答えがとても興味深かったのですが、まず、先生たちに自由が与えられていてみんな好きなことに取り組めるということ。音楽が好きな先生、絵が好きな先生、スポーツが好きな先生と、それぞれみんなキャラがありますが、それぞれに好きな活動に打ち込める。それを子どもたちと共に挑戦できて、例えば音楽の全国大会にも毎年出ているけど、そうやって何かに挑戦して自信をつけていくことが勉強にもつながっていく。とダン先生が言いました。その通りだと思いました。

それから、もうひとつの重要要素に、「マゴソでは毎日給食が食べられること」だとダン先生が言いました。

そのくらいに、給食というのは重要なのです。

 

給食代を捻出するのに四苦八苦していますが、これは何としてでも続けていきたいと思います。

子どもたちに給食を出すということは、13年前にマゴソスクールがはじまったときから、一番最初からはじめたことでした。ひもじい想いをしている子どもたちにまずはごはんを食べさせてあげたい。いろんなことはそれからだ。と思いました。

だから食べることは本当にすべての基本ですね。なんとかがんばっていきたいです。

マゴソ財政ピンチのお知らせをしたら、皆さんがお気持ちを送ってくださって、 今のところなんとか今年の7月末までの分はマイシャ・ヤ・ラハ基金の口座に集まっています。継続的に安定させていくための作戦もたてているところです。皆さんどうか引き続き、ご協力いただけますとありがたいです。どうかよろしくお願いいたします。

 

昨日、とても嬉しいことがありました。

ナイロビ在住のステキな日本人奥様方お2人が、マゴソスクールの子どもたちにたまには美味しいものを食べさせてあげたいわと言ってくださって、「特別給食」のための募金をくださいました。

あれやこれや話し合いながら、計算をしてみて、チキンがいいかな牛肉がいいかな、話し合いながら途中でオギラに電話して値段を聞きながら、ビーフシチューとライスの特別給食が作れるだけの募金をしてくださったのでした。

これはすごく嬉しいことです。私たちは、最低限の給食を毎日出し続けることに集中しているので、なかなかこういう特別なことはできません。でも、たまにはお肉が一切れでも食べれるとしたら、それは子どもたちにとってものすごく嬉しくてワクワクすることですよね。

この特別給食をいつにしよう、と考えてみました。3月11日に、マゴソスクールで祈りの集会をするので、その日にしようと思いました。3月11日に集まってくれた子どもたちと共にお祈りをして、亡くなった方々のご冥福をお祈りし、今も苦しんでいらっしゃる方々のためにお祈りをし、そしてみんなでいろいろな想いを分かち合う気持ちでみんなで感謝して美味しいごはんを食べれたらと思いました。

特別給食の募金をくださいました日本人のママたち、本当にありがとうございます!

そして毎日の給食を支えている募金をくださっている皆様、本当にありがとうございます。

 

キベラの子どもたちはこうしておなかがすいていたり生活状態が悪かったり、キベラなりのいろんな苦労があるわけだけど、日本の子どもたちにも日本の暮らしの中でのいろいろな苦しみや悲しみがあります。

福島からいろいろな場所に避難している子どもたちがいじめを受けたり傷つく言葉を投げかけられて学校に行けなくなっているという話を読んで、すごく胸が痛いです。

私たち世間の大人たちは、もっともっと子どもたちのそばに寄り添って生きていくことができると思います。キベラの子どもたちが日本の子どもたちのことをお隣に住んでいる仲良しさんだと思えるように、日本の子どもたちがお隣のドアを叩くようにアフリカのお友達を身近に感じられるように、そしてみんなで喜びも悲しみも分かち合って生きていける世の中になるように、私たちはもっともっと繋がり合って生きていけるといいですね。がんばりましょう。

 

マゴソスクールの給食募金のために、どんな作戦でやっていったらいいか、ずっと頭の中でぐるぐる考え続けています。どうか皆さん、アイディアあったらぜひお寄せください! ジョインしていってくださるととても嬉しいです。よろしくお願いします。

 

マゴソスクールの日本での募金窓口は「マイシャ・ヤ・ラハ基金」が行っています。

マイシャ・ヤ・ラハ基金

http://www.maisha-raha.com

 

早川千晶

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