Wed, April 26, 2017

マゴソTV9 ~カテンベ~ Mbiuniya Mgambo


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この歌は、ミリティーニ村のジュンバラワトト(こどもの家)の子どもたちとマテラ長老が、自分たちの仲間であるカテンベの事を思って作った歌です。
ラップ入れたチュチュは、リリアン(マゴソスクールの創始者)の長男です。

ジュマ・ハミスィ・カテンベは、生まれつき腎臓と膀胱をつなぐ管が詰まっていたため、 3歳の頃には2つある腎臓の一方が機能しなくなり、残されたもう1つの腎臓さえ、彼の成長とともに機能が低下していってしまい、14歳になった頃にはもう歩く事もやっとな状態でした。
僕が初めてカテンベに会ったのはこの頃で、 どう見ても5~6歳くらいにしか見えない小さな体でしたが、 強気な目とよくしゃべる減らず口、勝ち気な性格で見た目とギャップがあり、 何とも愛くるしい弟のような少年でした。

両親や親族の皆さんは、長年彼の治療のために奔走してきましたが、 カテンベの生まれ育った村ではもちろん、近郊のモンバサの国立病院でさえ十分な医療を受ける事は出来ず、唯一破格の値段で受けた手術はまともな説明もなされぬまま、 しかし貧しい村人たちにとっては、神様にすがる想いでその手術を受けたのですが、 退院後のカテンベは歩く事はおろか、立ち上がる事も出来なくなり、手術した傷口からは尿が漏れだし、 目もほとんど見えなくなり、体は枝切れのようにやせ細って行きました。

もう命の灯火がほとんど消えかけていたカテンベでしたが、 多くの心ある皆さんに協力していただき、
また各地で募金やイベントやグッズの販売など、様々な活動をしながら支えていただきました。
ナイロビで闘病中、カテンベは肺炎や血圧障害などの合併症により意識を失い、 何度か生と死の狭間をさまよいましたが その度に、強い光を瞳に宿して生還して来ました。
日々起こる彼の命のドラマに、僕は強く胸を打たれ続けました。
そして、2006年10月26日、カテンベは母親が提供者となって腎臓の移植手術を受け、
無事成功しました。
本当に奇跡のような出来事でした。
お世話になった皆様には本当に心からお礼申し上げます。
ありがとうございます。

あれから数年が経ち、カテンベはすっかり元気になり、昨年高校に進学する事が出来ました。
皆様のお陰で、カテンベは勉強、部活動等、とても活発に学校生活を送っています。

母親から移植された腎臓がカテンベの体の中で機能し続けるためには、 免疫抑制剤という薬を飲み続けなければなりません。
この薬はとても高額なのですが、ケニアには医療保険制度などがありませんので、カテンベの家族が支払って行くのは困難です。
現在カテンベサポーターの皆さんが、毎月定期的にカテンベの医療費と教育費を支援してくださっています。
将来カテンベが自立して、自分で医療費を賄っていけるようになることを目標にしています。

先日カテンベのお父さんが他界しました。
はっきりした原因はわかりませんが、脳腫瘍だったのではないかと思います。
アフリカの村に産まれるというのは、医療の面では確実に大きなハンデがあります。

格差をなくし、分かち合い、助け合う世界を実現していきたいですね。

大西マサヤ

 

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