Thu, October 18, 2018

ケニアの未来   by 大西 匡哉


ケニアの未来   by 大西 匡哉         2008年01月05日05:15

マゴソのリリアン他8名がキベラから脱出してきました。

ウォルター他男たちはマゴソを守るためにキベラに残っています。

昨夜は皆眠れぬ夜をすごしたようです。

キベラに住むキクユ人たちに雇われた殺し屋集団ムンギギがキベラに入り、あちこち襲撃して回ったという。

夜通し銃声や悲鳴や叫び声が聞こえ、あちこちで火があがり、眠ろうとしても悪夢で目を覚まし、皆心底疲れきっていました。

間近で銃声や悲鳴が聞こえる中で夜をすごすのがどれほど精神的にダメージを与えるか計り知れません。

とにかく皆無事逃げてきました。

これで家には21名ものママや子供たちが避難して来ています。

この中にはルオもキクユもルイヤもいます。

子供たちには民族の違いによる争いはまったくありません。

再会した子供たちのうれしそうなこと。

そもそもケニアの人々は皆仲良くやってきたのです。

政治の世界では過去にもいろいろあったようですが、どの学校にもいろいろな民族が当たり前にいて、
近所にも当然いろんな人がいるなかで育っています。

リリアンがお祈りの中でこんなことをいっていました。

「私たちは神様の子供です。ルオもキクユもルイヤも日本人も皆神様の子です。
神様を忘れた大人たちが自分の民族にこだわって、損得ばかりを考えて間違ったことをしていますが、
私たちは神様の元に皆等しく生きていることを知っています。今日この場にこうして皆生きて集まれたことに心から感謝します。」

しかし21人はさすがに家には多すぎるので近所に住むタクシードライバーのアモスに相談しました。ちなみに彼はキクユですが、
何かと相談に乗ってくれるとてもいい人です。

彼の紹介で家のすぐそばにあるゲストハウスに部屋を2つ借りることができ、7人がそちらで寝ています。

ゲストハウスのオーナーもキクユですが、事情を話すとほんとに心配してくれていた。

今日近くのスーパーでレッドクロスの支援物資を集めるコーナーが作られていましたが、
皆惜しみなく次々と買ったものから物資を寄付していました。

中にはわざわざ家から衣類などを届けている人もいます。

一般の人々には本当に心のあるひとたちが沢山います。

民族に関係なく自分の感じたことに正直に行動する人たちがいます。

皆平和を望んでいるし、この争いに心を痛めています。

一部の権力者の過ちによってこれほど多くの人々が命を落とし、苦しんでいるという事を心から嘆いている人達がいます。

こういう人々がいる限り、ケニアの未来は明るいと信じます。

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