Tue, August 21, 2018

金曜日にマスアクション? by 大西 匡哉


金曜日にマスアクション?     by 大西 匡哉     2008年02月07日07:16
       

リリアン


マゴソのリリアンが激しい腹痛に倒れ、今日急遽ナイロビホスピタルに入院しました。
病名はおそらく赤痢ではないかと思います。
リリアンはキベラで日夜、子供たちや多くの人々のために奔走し、マゴソの大黒柱的存在です。
選挙後の暴動以降、キベラでは水道が破壊され、飲み水の入手が困難になっており、
仕方なく井戸水を飲んでいたのが原因じゃないかと思う。
今後水対策も考えていかなければいけません。

彼女の回復を願います。

アナン調停は相変わらず大きな進展はありませんが、協議開始から2週間近くたって、やっと不正についての議論が
始まっているところです。しかし、核心に迫るような協議はされていません。

29日にキベラに行った時、線路上で棍棒やパンガを持ったODMプロテスタントの中に、顔見知りの少年の姿があった。
彼はプライマリースクールの7年生で、年齢は多分15~6歳の、まだ顔にあどけなさが残る少年だ。

警察のティガスや銃に対し、投石などで応戦しているプロテスタントの中には、こうした少年たちが沢山混ざっている。
その他の若者たちも、普段は陽気な普通の青年たちだ。もちろん中には柄の悪い連中もいる。
学校の先生達でさえ、この日は鈍器を手にしていた。
最初はその光景に驚いたが、よくよく考えてみると彼らの行動も理解できる。

自分がもしもキベラで生まれ育ち、隣の声が筒抜けの長屋暮らしで、親や兄弟はHIVなどの病気で苦しみ、
一生懸命勉強しても学費がなくて進学できず、社会に出ればごみのように扱われ、回りの仲間や先輩たちも同じように扱われ、
多くが望みを失いアル中に成り下がり、家庭内暴力や虐待、レイプは日常茶飯事で、将来に一切希望が持てないような
状況だとしたら?

鬱積した怒りを晴らすために、間違いなく自分も最前線で石を投げていただろうと思う。
そこにほんの少しでも、自由と平等が得られる望みがあるならば、命の危険さえも顧みないだろう。

しかし、悲しいことに彼らには後ろ盾がない。革命を率いる指導者もいなければ思想もない。
怒りに振り上げたコブシは、罪のない人々まで傷つけてしまい、掲げた正義も色を失ってしまう。

そして権力者にとっては、そんなことは痛くもかゆくもないのだ。

暴動の被害を受けたところも、お金のおりるところはあっという間に復旧作業が始まっているが、
キベラのオリンピックや42地区では、まるで爆撃の被害を受けた街のような、壊れた建物のなかで人々が暮らしている。

そんな中でも仕事があるものは、毎朝早く起き出して、さっぱりと身だしなみを整え、バス代を節約するために徒歩で
仕事に出かけていく。
銃声の鳴り響く日でさえ、欠かさず仕事に出かけていくのだ。

1000人以上の死者、30万人の避難民、40万人の失業者を出しているという。
数字から想像できないようなストーリーが、一人ひとり、それぞれにあることだろう。

もっと彼らの希望をアシストできる方法がないものだろうか?

ODMは金曜日に、再度マスアクションを呼びかけている。

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