Wed, August 22, 2018

マゴソ新8年生たち、そしてキベラの仲間たち   by 早川 千晶


マゴソ新8年生たち、そしてキベラの仲間たち   by 早川 千晶      2008年02月15日18:32


●写真1:
マゴソスクール、2008年度の8年生たち。
KCPE(卒業時の全国統一試験)の受験に向けて、がんばる心意気まんまん。
昨年の卒業生たちが進学していった様子を見て、がぜんやる気が出ています。
「やるぜ、やるぜ、やるぜ!!」というかんじ。


●写真2:
左:オギラ先生
右:スコラちゃん

オギラ先生は、昨年度の卒業生たちを進学させるために、暴動の中、四方八方に奔走して、大活躍でした。
「マゴソ奨学基金」のコーディネーターとなり、「マゴソOB/OGクラブ」の隊長となりました。
こう見えても若い、まだ21歳かな?
スラム生まれのスラム育ち。子どもの頃にさんざんひどい目にあってきた人。
いろんなトラウマを乗り越えて、今、開花中!というかんじで成長がめざましい。音楽担当でもある。

スコラちゃんは、リリアンの妹。7歳のときにお父さん、お母さんが死んでしまい、10人兄弟姉妹の長女のリリアンが自分の子どものように育ててきた。
運よく支援を受けてカソリックの学校に入ることができ、たいへん優秀な成績でAlliance Girls という名門国立女子高校に進学。そして卒業。
ところが、お金がないせいで進学できずにいて、現在はずっとマゴソの手伝いをしているところ。
将来の夢は「人権保護活動家になるため、弁護士になりたい。そのために法律学校に行きたい。」という夢を持ち続けています。
安く通える日本語の教室にも数ヶ月通っていたけど、それも学費が続かず。今は自習しているけど、なんとか学費を作りたい。
昨年、日本に持っていった「ワシャンバ・ワークショップ」グッズ(ビーズのネックレスやブレスレット、携帯ストラップなど)は、
スコラちゃんが作った物品です。21歳。勉強大好きだけど体が弱く、すぐに体調を崩して寝込んでしまう。
(冷たい水をさわることができないというアレルギー体質。)
暴動騒ぎのときは、怖くて怖くて、外に一歩も出れなくてマゴソの中で震えていた。
この写真を撮ったのが、マゴソの2階の通路ですが、ここからキベラが見渡せて、線路の上も良く見える。
線路の上にナタを持った人々が大勢集まって戦っている様子や、催涙ガスが投げられる様子、家々に放火、
人々が走り回っている様子なども、ここから全部丸見えだった。


●写真3:
私たちのグッズ制作の仲間、エリック・オモンディ。
「僕は元気だよと日本のみんなに伝えてね。」
彼のワークショップは、いつも私のスタディツアーで必ず訪れる訪問先になってました。
ナイロビで一緒に展示会をやったり、長年、密な連携をしている仲間です。

彼のお母さんがはじめたKibera Handicraft Centre は、スラムの貧困ママたちが一緒に作業をして収入を得るためのワークショップで、
みんなで、羊毛、シルク、綿花の糸紡ぎをして、天然染料で染め、機織をして、ショールなどを作ってきました。
タマネギの皮、紅茶、コーヒーなどで染めた、とても自然で素晴らしい肌触りのショールやマフラー、私の大好きな作品です。
このワークショップも、危機的状況。
この2ヶ月は収入が一切ないだけではなく、材料の仕入れができないため、まったく仕事ができない状態。
これまで、材料の羊毛はナクルの農家から、シルクはティカの農協から仕入れていました。
ところが、そこに買い付けに行くことは彼らルオ族にとっては危険で行けないような状態になってしまった。
農家の人々も影響を受けて、仕事ができない状態だった。
農家の皆さんは主にキクユ族の方々で、ルオ族のエリックたちとずっと仲良く協力しあいながら仕事してきたのです。
再び一緒に仕事がしたいと、双方が望んでいるのに、今はそれができない状態。
これまでの販路は、ナイロビの観光客向けおみやげ物やさん(スピナーズウェブなど)に委託販売でおかせてもらったり、
私が連れて行くスタディツアーのお客さんなどが買ってくれたり、フェアトレードのバイヤーさんたちが買ってくれたりしていたのですが、
これらすべて、ズタズタ状態で、まったく収入がなくなってしまいました。
ワークショップのママたちも、本当に困っています。
予定していたフェアトレードのバイヤーさんたちも、ケニアに来ることをキャンセルして、タンザニアなどに行ってしまったということです。
だけど、この危機的状況を、なんとか乗り切っていけるようにと、みんなで励ましあって、協力しあってがんばっています。
アイルランド在住の、ジュビリー九州のじゅんちゃんがグッズ注文をしてくれたので、みんながぜん元気が出てきました。
アイルランドの人々が気に入ってくれるといいな。

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